アダルトチルドレンとは？
アダルトチルドレンとは？
名前が一人歩きして
知る人は知り
アダルトチルドレン別名 AC
アメリカのソーシャルワーカーだったクラウディアブラックが名付けた。
アルコール依存症患者の親をもって成人になった人にいくつかの共通点があることに気付いた。この着眼点に他の臨床する専門家もその特性に気付きはじめた。
そして急速に広まっていった経緯があります。
アダルトチルドレンは病気ではなく、
ひとつの症状とみなされています。
原因
それからアダルトチルドレンの原因をアルコール依存症の親のせいだけでもなく他の要因も指摘され研究されてきた。
大きくは虐待、ネグレクト、親の不適切な養育（親の過干渉、過保護、愛情不足、過剰な期待、感情の抑圧など）
機能不全家族（両親や家族間の不和）離婚、薬物依存症など）
親の病気や家事能力の低さ、毒親など
生得的な体質（元から繊細さが普通ではない体質）
症状
特定の環境や状況下で強い自己否定感や孤独感を感じやすい。
人間関係がうまくいかず、自分を活かせない。
何かに依存しやすい。
自分を責めてしまう。
被害妄想がある。
感情のコントロールが難しい。
学校や職場での良好な対人関係が保ちにくい。
引きこもりや自傷行為など
アダルトチルドレンは自覚はあるのか？
人により違います。
原因となる環境下で育った人らは
ほとんど無意識に行動を起こしたりします。
考察Ⅰ
自分は何？
アイデンティティをもちはじめる
時、大抵は10代半ばにおき始まる
他者と自分または社会と自分をみつめる時
ズレを感じる
本やネットなどで情報を収集する
または心療内科など専門医や専門家に
受診や相談で気づく。
または何もわからず
先程の症状を繰り返す。
ある程度の社会生活を送れますが、
それが原因として二次障害（うつ病など）にかかりやすいとも言われてます。
自己肯定感の低さも影響しています
また親と同じような成人になることあります。
アルコール依存症やギャンブル依存症など
それこそ負のスパイラルです。
決定的な治療法はないものの
原因を探すのも重要性にあるのではと考えます。
基本的にはお薬で完治してとあまり聞いたことはありません。
根本原因は複雑な子供時代の家庭環境から
起因していますが
では元に戻してやり直せるのかも不可能。
二次的な障害の場合はお薬とカウンセリングは効果的と言えます。
早期発見と治療は大切です。
一人にフォーカスし、時間をかけてゆっくり聞いていき、どこで何をどう思ったかの
詳細な部分も見逃してならない。
また本人の主張も大切に思う気持ちを
受け止める。
またアダルトチルドレン同士なる
ピアグループでの対話や会話なども
時には有効手段。
この家庭環境からくるアダルトチルドレンとなる具体的な部分として
親の理不尽な扱いが多くを占めている
生まれてきて動物としての本能の部分を
まず満たされる
次に愛情となる行為が欠如または不足
新生児や幼児期にはそれ程、理屈は示されないし、子供自体も理屈を求めない
したがって親の真なる愛情が伝わり
子に伝わる
幼児期は幾分理屈や理由が形成され
子もこれが愛情だと認識される場合も
芽生えたりする
このプロセスが重要だと言える
考察Ⅱ
愛情とは何？
元から備わる子をもつ親の極自然な愛情
無形の愛他ならない
また他者との比較でもなく素直に親子の絆が形成されるプロセスがうまく機能される
ことに重きを置く
愛情≒愛
子供の無邪気な振る舞い
時には意味もなく泣いたり笑ったりはしゃいだりして実に純粋無垢な時代に親は
無条件的な愛を持ち子に接する
つまり、許す
このことができないとアダルトチルドレン
のトリガーになりやすい
愛情が足らないと感じるのは理屈ではなく受け手側（子供）が全ての感情
特段難しくもなく既に親子しかない相合交換 既に備わっている
受け手（子供）は受動的な態度しかない
未熟なために仕方がない
親の態度が全てにある
このことには本能によるところが大きい
では意識ではどうにもならないのではなく
元から備わっている因子ですのであまり
考えすぎてもならない。
極自然な接し方で良いのです
考察Ⅲ
子供の心理について
まだほぼ本能のみの時期で親からひたすら愛情を受けることしかできず実に無力な時期
この時期には本能的に愛情を無条件に受けることで成り立つ
愛純粋無垢に受け取り親は絶対的な存在と対象になる
理屈は存在せず無意識に愛情を受ける
十分な満足感を得なければならない
乳児期は特に大きな時期と言える
ボールビィが提唱する乳幼児期の重要性は特筆すべきなものがある
むしろ母体にいる時期からでも愛情が欠かせないことが言えるかもしれない
母親の存在は大きく子は受けた愛情で納得できる信頼感を測る
少し成長し学童期に入る
少しずつ個別に差はあるものの反抗期に入る
まだ十分な理性はなくまだ良い意味での甘えや愛情を無意識に測る
ここも重要なプロセスと言える
そして父親の役目がはじまる
家庭内での教育 父親のもつ価値観をもち
教育や指導も加わる
これにより厳しかったり優しかったりして
子供は徐々に母親寄りや父親寄りと片寄った見方もする
ここも個人差によるところが大きい
良し悪しではない
過剰な保護や暴言や暴力は後の人格形成に悪影響を及ぼします
子供の発達心理において徐々に理性が芽生え、なぜ私を叱ったのかまたは注意されたかを自分で考えるようになる
あまりに理不尽だと不快に思い、親に対する信頼感が減っていき子供は自分の気持ちを素直に自己開示しなくなっていく
絶対的に信頼感と安心感を親から求めているために、愛情は欠かせない
理性が芽生えたにしろまだ本能的な部分が多くあり、自分は本当に愛されているかの
つまりは試し行為などを無意識に計らうことさえある
また男子や女子には若干の受け止め方に差はある
基本的には差はない
このようにして段階を踏みながら子供は成長していく
現代家族の形態
それこそ昔の家族はひとつの屋根の下に
両親とおじいちゃんやおばあちゃんがいてたり、役割分担もあった。
今や父親が働き、母親は家庭というような
バランスがなくなりはじめ共働きや家族が
しっかりと共に時間を過ごし、会話も
減るようになってきた
昔のHierarchyのような部分はさておき
社会背景によるところも子育てに影響
する一因となってきている
誰もが子育てに自信をもつ人は少なく
試行錯誤しながら歩んでいます
デジタル化する昨今におき、子育ては実にアナログにあるのです
親子関係は太古の時から変わらないのです